人生を通じてみなさんきっと多くの作品に触れて来たのではないかと思います。
それが音楽であったり、絵画、アニメ、漫画、小説、哲学書、映画やドラマ、他にも様々な作品に触れる機会があったかと。もちろん中には興味があるものやないもの、興味があるものの中でも好きになれないものもあるかと思います。
それはもちろん趣味趣向もあると思いますが、人生経験と言うフィルターを通すとその物自体の価値観や見え方が変わってくると思っています。
例えば恋をしたことのない人にいくら恋心や失恋の悲しみについて友人に相談されたとしても、それは想像の範疇は越えられと思いますし、LOVE SONGの歌詞の良さの共感を求められてもあまりパッとこないでしょう。
ですが、仮にその人がその後恋をし失恋したとしたら、友人の気持ちの想像やLOVE SONGの歌詞の良さに変化が表れるかと思います。
もちろん一人一人違う人間なので、違う思考を持ち、違う経験を経て物事を見るのだから100%の理解はできないとは思いますが、自身の経験を経て想像出来ることや感じることは変わってきます。
そんなこともあってか僕は結構同じ作品(音楽はもちろん映画や漫画、アニメ)を見返すことが多いです。
その時々の気分や状況、置かれている立場や、人生経験が増えていくことにより、作品は変わらずとも自分(主観)が変わっていくので同じ作品での好きなものなら定期的に刺激になり楽しめると僕は思っています。
今回何度も見直している作品の中の一つを紹介させて頂きたいなと。
大好きな漫画の一つであるバクマン。2008年連載開始。
僕が上京する少し前からの連載です。
デスノートの原作・作画のペアで原作の大場つぐみ先生はラッキーマンの作者ガモウひろし先生なのではと言われています。(単行本に載っている作品のネームが載っているのですが、絵がラッキーマン風なことから事実かなと)
夢も目標もなくなんとなく生きていた少年が友人の誘いをきっかけに本気で漫画家を目指すと言うストーリーで、漫画家が描く漫画家のお話です。
連載当初はただただ「漫画家が描く漫画家の話」に興味が湧いて楽しく読ませてもらってました。実際にご自身達がしてきた喜びや楽しさだけではなく苦労や苦悩にリアルな数字など描かれていてワクワクしながら毎週楽しく読ませて頂いてました。上京後は雑誌を毎週買う余裕がなかったので単行本が出るのを毎回楽しみに。最終巻まで飽きが来ることなく毎回読む度に早く続きが読みたくて仕方がありませんでした。
連載終了後も何度も読み直している作品の一つです。
連載終了当初はそうでもなかったのですが、近年では自分の中では決まったタイミングで読み直していることに気が付きました。
自身では頑張りたい頑張りたいと思っても気持ちや身体がついてこれない時に読み直していました。
ここで話はちょっと戻るのですが
大好きな作品でもう何度も読み直して内容も結末もわかっているはずなのに、自分の経験が増えたことにより、読む度に以前にもまして作品に感情移入してしまい、涙ぐむシーンや胸が打たれる場面が増えていくんです。
そして作品を読み終える頃には不思議なことに気持ちが晴れて
また頑張ろう
と思えるようにいつも思わせてくれる作品なんです。
本当に何度も心が救われた作品です。ご本人達の目に届くことはないかと思いますが
連載が終了して12年が経ちますが未だに読み直し前向きな気持ちにさせて頂いています。本当に何度救われたか分かりません。そしてこれから先もまた救ってくれる作品だと思っています。この作品を産み出してくれてありがとうございます。
僕が今現在もこうして音楽を続けられている理由はたくさんあるのですが、その内の一つはこの作品と出会えたことです。
みなさんにも人生を変えられた、支えられた作品はありますでしょうか？
まだ出会ってないかも知れませんし、もしかしたらもう既に出会っていても気づいていないだけかも知れません。これから色々な経験を経てそれに気づく時が来るかも知れませんし、来ないかも知れません。
みなさんが自身にとって人生の良き作品に出会えることを願っています。
東京都内のレンタルスタジオでのマンツーマンのドラムレッスンをしています。
＜利用スタジオ＞
西武池袋線のスタジオ（池袋駅から小手指駅まで。現在は練馬、ひばりヶ丘に多くの生徒さんがいらっしゃいます。）
現在は水曜日の午前中と月曜日、水曜日、木曜日の夕刻以降も新宿、池袋、高田馬場も要相談で承っています。
その他での駅レッスンのご依頼はご相談くださいませ。
興味をもっていただけた方は、お問合せフォームよりご連絡ください！